このほど、イチノジョウとかオオゼキとか、仮称で盛り上がっていた中国から来たサシガメの和名が決まった。相変わらず、面白くない和名である。昆虫の和名は、近似種との見分けが分かりやすいように、体の特徴を表すのが基本だ。しかし、それは近似種が多く、分類が容易ではない種類群に当てはまるもの。名前ひとつでマイナーなカメムシを話題にできるカメムシファンとしては、。もう少し文化的な名前が欲しかった。本種は将来ヨコヅナサシガメを駆逐していくかもしれない。やはり、日本のヨコヅナサシガメという立派な名前に対峙するような和名が欲しかった。ヨコヅナモドキとかニセヨコヅナなんかは面白くないが、イチノジョウやオオゼキをはじめ、西の中国から来たからニシノヨコヅナサシガメとか、ヨコヅナサシガメの幼虫を殺すことから、キンボシ(金星)サシガメが文化的な和名であろう。バクガイ(爆買い)サシガメ、キョウイ(脅威)サシガメなんかは、新聞に5段抜き見出しで掲載され、命名者は有名になり、カメムシ屋も鼻高々になったのでは?
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